2011年11月30日水曜日

マカオ・香港でデータ通信

マカオに旅行に行ってきた。
旅行中とはいえ、現地での情報収集や仕事メールのチェックにInternet回線は必要なので、携帯電話のデータ通信を利用してきた。

端末は日本通信版のIDEOS。SIMロックフリーでテザリングもできるので、旅行用にと思ってだいぶ前に購入したもの。念のため、予備としてイー・モバイルのD25HWも持って行ったが、IDEOSで大きな問題がなかったので使わずじまい。

以前から持っていていた香港CSLのPower Prepaid SIMマカオCTMのBEST Prepaid (IDD╱Roaming)のSIMも持って行った。CSLのを持って行ったのは香港空港でのトランジット待ちで利用するため。SIMも予備として、モベルのワールドSIMカードを持って行ったが、これも使わなかった。

初日の香港空港でのトランジット、IDEOSにCSLのSIMを入れてみる。が、なぜか電波を掴んでくれない。CTMのSIMを入れてローミングを試してみるが、やはり電波を掴んでくれないようだ。ソフトバンク契約のiPhoneはCSLローミングできているので、圏外というわけでもなさそう。予備の端末はスーツケースに入れて預けてしまったので、諦めることにする。

香港空港からフェリーに乗って、マカオに移動した。出港してしばらくしてIDEOSを確認すると、ローミングでCSLの電波を掴んでいる。空港で電波が掴めなかったのは原因不明。マカオが近づくとCTMエリアに入る。

ちなみに、CTMの電波を掴むとカジノホテルからの広告SMSが飛んでくる。周りの皆様の携帯も同様で周囲でSMSの着信音が鳴りまくっている。以前のマカオ訪問時はNokiaっぽい着信音がほとんどだった気がするが、今回はiPhoneの音もかなり多いようだ。

マカオに到着。CTMからはデータ通信専用のSIMであるBEST Mobile Broadband Passも出ているので、CTMの南灣門市で5日版を購入。通常MOP220なのだが、キャンペーン中らしくMOP180(約1800円)で購入できた。これで5日間使い放題なので、4泊5日の旅行には最適なSIMである。早速このSIMをIDEOSに入れてアクティベートする。アクティベート方法は1773にSMSを送るだけ。返信で電話番号、有効期限、Wi-FiパスワードがSMSで送られてくる。データ専用なので、電話番号はどうでもいいと言えばその通りだが、Wi-Fi利用時には電話番号がユーザ名となるようだ。APNは通話用プリペイドSIMと同様でctmprepaid。

IDEOSでテザリングを有効にして、iPad/iPhone 4/IS11CAで使ってみる。特に問題なくあっさりつながる。スピードは特に測ってはみなかったが、iPadなどで使っている分には必要十分な速度と感じた。ただ、ホテルの13階の部屋ではHSDPAからGPRSに落ちてしまうことがあり、その場合はストレスを感じる速度となってしまう。

CTMの通話用プリペイドSIMには30日契約のデータパッケージがあり、事前に調べたところでは、データ量無制限のものがMOP500であった。しかし、旅行中に試しに契約変更用の番号である1773にかけてみたところ、MOP380(約3800円)だった。番号を維持するためにチャージしている残高がMOP400以上あったので、こちらも使ってみることにした。申し込むと程なくSMSが届き、有効期限とWi-Fiパスワードが通知された。当然ながら使用感もデータ専用SIMと変わらない。BEST Mobile Broadband Passよりは高価となるが、30日間利用できるので長期滞在であればこちらの方が有利だろう。なおこのオプションは30日後に残額が残っていると自動更新されるので注意が必要である。残額が足りなければ自動解約となる。

帰国の日、香港空港で再度CSLのSIMを使ってみた。こんどは何の問題もなく電波を掴んでくれた。トランジット待ちは2時間以上あったので、24時間データ通信ができるHKD28(約280円)のMobile Broadband Day Passを申し込んだ。方法は*101*832*3#に電話するだけ。程なくSMSが届き使えるようになる。APNはCSLP2。マカオと同様にテザリングもとりたてて問題なく利用することができた。行きの香港空港で使えなかった原因はわからずじまい。

今回の旅行中は、CSLやCTMのプリペイドSIMとIDEOSを使って、快適にInternetを利用することができた。

2011年10月1日土曜日

Mac OS X LionでUSB-RSAQ5を使う

Mac OSをSnow LeopardからLionにアップグレードしてあまり困ることはなかったのだが、アイ・オー・データ機器のUSBシリアル変換アダプターUSB-RSAQ5を挿しても認識されなかった。これが動かないと仕事で困るので、コレガのCG-USBRS232RをMac OS Xで使えるようにした情報を参考に作業した。

USB-RSAQ5もCG-USBRS232Rと同様にProlificのPL2303を使っているようなので、ProlificのページからLionにも対応していると書いてあるmd_PL2303_MacOSX10.6_dmg_v1.4.0.zipをダウンロードし、普通にインストール。

当然のことながら、/System/Library/Extensions/ProlificUsbSerial.kext/Contents/Info.plistにUSB-RSAQ5のIDは書かれていない、これを編集。

システム情報によると、USB-RSAQ5は以下のとおり。
USB-Serial Controller:

  製品 ID: 0x0a0e
  製造元 ID: 0x04bb  (I-O Data Device, Inc.)
  バージョン: 0.01
  速度: 最高 12 Mb/秒
  製造元: Prolific Technology Inc.
  場所 ID: 0x04100000 / 5
  利用可能な電流(mA): 500
  必要な電流(mA): 100

このうち、製品 IDと製造元 IDを使って、/System/Library/Extensions/ProlificUsbSerial.kext/Contents/Info.plistを以下のように変更した。

--- Info.plist.orig     2011-09-23 18:54:42.000000000 +0900
+++ Info.plist  2011-09-23 19:15:26.000000000 +0900
@@ -41,6 +41,23 @@
                        <key>idVendor</key>
                        <integer>1659</integer>
                </dict>
+               <key>04BB_0A0E</key>
+               <dict>
+                       <key>CFBundleIdentifier</key>
+                       <string>com.prolific.driver.PL2303</string>
+                       <key>IOClass</key>
+                       <string>com_prolific_driver_PL2303</string>
+                       <key>IOProviderClass</key>
+                       <string>IOUSBInterface</string>
+                       <key>bConfigurationValue</key>
+                       <integer>1</integer>
+                       <key>bInterfaceNumber</key>
+                       <integer>0</integer>
+                       <key>idProduct</key>
+                       <integer>2574</integer>
+                       <key>idVendor</key>
+                       <integer>1211</integer>
+               </dict>
        </dict>
        <key>OSBundleLibraries</key>
        <dict>

あとは、先人の知恵に従い、
touch /System/Library/Extensions
して再起動。

改めてUSB-RSAQ5を挿すと、ちゃんと/dev/cu.usbserialと/dev/tty.usbserialができた。試しにjermを使ってNetScalerのコンソールにつないでみたところ、問題なく使用することができた。

2011年2月2日水曜日

IDEOSでテザリングを試してみる

前にいろいろとSIMを入れてみたときにはやらなかったので、改めてテザリングを試してみた。
ついでに、BNRスピードテストでWiFiルータとして使用したときのスピードも計測してみた。WiFiのクライアントはMacBook Air 11"/Snow Leopard。計測といっても、1回ずつ試しただけなので値は参考までということで。
時間は2011/01/30(日)の21時台。場所は東京都小金井市の自宅。電波状況はそれほどよくない。ドコモの場合IDEOSのアンテナ表示で4本中3本。ソフトバンクは…アンテナ見るの忘れた。

SIMAPN上り(kbps)下り(kbps)
日本通信U300 IDEOS用dm.jplat.net279.6247.8
ドコモ 定額データプランmopera.flat.foma.ne.jp558.7322.3
ドコモ パケ・ホーダイダブルmopera.net569.2361.2
ソフトバンクモバイル
iPhone 4用microSIM
smile.world423.763.1

U300はおおむね公称どおりの速度が出ている。

ドコモの速度はいまひとつだが、もうちょっと電波状況が良ければもっと出ることでしょう。翌日My docomoで確認した限りでは、定額データプランの分はちゃんと定額通信料扱いになっている感じ。パケ・ホーダイダブルの方はおそらく「FOMAパケット通信料[一般]」の上限10,395円扱いだろう。

ソフトバンクはこんなものかなあ、といった感じ。IDOSのアイコンを見ていると、「3G」になったり「H」になったりしているので、HSPAとしても安定していない。これも、もっと電波状況が良ければマシになることだろう。翌日My SoftBankで見てみたが、パケット定額扱いになっているようだ。

2011年1月29日土曜日

IDEOSのモバイルIPフォンを使ってみる

せっかくなので、日本通信のモバイルIPフォンを申し込んでみた。
昨日アクティベーションコードが到着。サービスが開始されるのを待って、早速使ってみた。
指定のアプリをダウンロードして、My b-mobileのIDとパスワード、アクティベーションコードを入力すると、050の番号が割り当てられた。
遅延は1秒くらいか。Skypeと同じような感じ。
相手側の端末で自分のエコーが遅れて聞こえてくる。日本通信からのメールによると、相手側の声をIDEOSで再生した音をIDEOSのマイクが拾って送り返してるらしい…。暫定的には音量を下げて使えということみたい。
試しにドコモのSIMでも使ってみた。音声契約のSIMだとmopera UのAPNで問題なく使えるようだ。定額データプラン契約のSIMだとモバイルIPフォンのアプリがRegistering...の表示のままでつながらない。定額データプランではVoIPは使えないことになっているから、しょうがないだろう。

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - 日本通信 U300 IDEOS用

IDEOSを買ってみたので、付属の日本通信U300のSIMを入れてみた。
当たり前だけど、ごく普通につながる。

2011年1月17日月曜日

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - ソフトバンクiPhone用

IDEOSを買ってみたので、iPhone用のソフトバンクモバイルのSIMを入れてみた。iPhone 4なので、microSIMを普通のSIMサイズにするアダプタを併用。
iPhone用APNを設定すると、問題なくつながるようだ。
ついでにMMSも設定してiPhone宛に外から送ってみたところ、SMSでの通知は届くものの本文を取りに行くと失敗する。調べてみたところソフトバンクのMMSサーバがクライアントのUser-Agentをチェックしているらしい。そういえば、Nokiaのスタンダード端末を使うときにもそういう話があったな。

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - ドコモ 定額データプラン

IDEOSを買ってみたので、Buffalo Portable Wi-Fiで契約したドコモのSIMを入れてみた。ドコモの契約は以下のとおり。
  • 定額データプランS バリュー
  • mopera U スタンダードプラン
まずは、mopera Uの設定用APN (0120.mopera.net) につないでみる。ちゃんと設定用ページが見えることを確認。
次に、mopera Uの定額データプラン用APNに接続。ちゃんとつながる。まあ、当たり前だ。翌日My docomoで確認してみたが、ちゃんと「定額通信料」になっていた。
さらに、IIJmioモバイルアクセス/3G用の定額APNに接続してみる。こちらもちゃんとつながり、My docomoでは「定額通信料」になっている。

定額データプランで使う場合は、ドコモの端末と同様に使えそうだ。

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - イー・モバイル

IDEOSを買ってみたので、Pocket WiFiで契約したイー・モバイルのSIMを入れてみた。
買ったIDEOSは日本通信扱いのU8150-Bなので、イー・モバイルの1700MHz対応。そんなわけで、イー・モバイルのAPN (emb.ne.jp) を設定したら、特に問題なくデータ通信ができた。

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - モベル ワールドSIMカード

IDEOSを買ってみたので、モベルのワールドSIMカードを入れてみた。
ドコモの電波を捕まえた。自動で設定されたAPNをそのまま使って普通にデータ通信が可能であった。

2011年1月16日日曜日

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - 香港CSL

IDEOSを買ってみたので、香港CSLのPower Prepaid CardのSIMを入れてみた。
普通に電波は捕まえてローミングされたが、このSIMはデータ通信は香港ローカルのみ。というわけで、データ通信はできなかった。

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - マカオCTM

IDEOSを買ってみたので、マカオCTMのBest Prepaid Card (IDD)のSIMを入れてみた。
APNはプリペイド用のctmprepaid。ドコモローミングだとHSPAアイコンが点いたり消えたりして安定せず。ソフトバンクローミングだとHSPAアイコンが全然点かない。ローミングだし、どこに問題があるかよくわからないので諦める。

2011年1月15日土曜日

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - au

IDEOSを買ってみたので、auのSIMを入れてみた。
電波はつかまらない。当たり前だな。GSM圏に行けばローミングできるはずだが。

IDEOSでいろいろSIMを使ってみる - ドコモ パケ・ホーダイ ダブル

IDEOSを買ってみたので、Xperiaで契約したドコモのSIMを入れてみた。ドコモの契約は以下のとおり。
  • タイプSS バリュー
  • パケ・ホーダイ ダブル
  • spモード
  • mopera U ライトプラン
まずは、mopera Uの設定用APN (0120.mopera.net) につないでみる。ちゃんと設定用ページが見えることを確認。次に、Xperiaにプリセットされていたmopera U スマートフォン定額用APN (mpr2.bizho.net) を試す。3G接続のアイコンが出ず、つながらない。IMEIを見て判断しているのだろう。spモード用APN (spmode.ne.jp) も同様。普通のmopera UのAPN (mopera.net) は当然つながる。パケ・ホーダイ上限の10,395円になるということだな。

全般的に予想通りの結果。