2011年10月1日土曜日

Mac OS X LionでUSB-RSAQ5を使う

Mac OSをSnow LeopardからLionにアップグレードしてあまり困ることはなかったのだが、アイ・オー・データ機器のUSBシリアル変換アダプターUSB-RSAQ5を挿しても認識されなかった。これが動かないと仕事で困るので、コレガのCG-USBRS232RをMac OS Xで使えるようにした情報を参考に作業した。

USB-RSAQ5もCG-USBRS232Rと同様にProlificのPL2303を使っているようなので、ProlificのページからLionにも対応していると書いてあるmd_PL2303_MacOSX10.6_dmg_v1.4.0.zipをダウンロードし、普通にインストール。

当然のことながら、/System/Library/Extensions/ProlificUsbSerial.kext/Contents/Info.plistにUSB-RSAQ5のIDは書かれていない、これを編集。

システム情報によると、USB-RSAQ5は以下のとおり。
USB-Serial Controller:

  製品 ID: 0x0a0e
  製造元 ID: 0x04bb  (I-O Data Device, Inc.)
  バージョン: 0.01
  速度: 最高 12 Mb/秒
  製造元: Prolific Technology Inc.
  場所 ID: 0x04100000 / 5
  利用可能な電流(mA): 500
  必要な電流(mA): 100

このうち、製品 IDと製造元 IDを使って、/System/Library/Extensions/ProlificUsbSerial.kext/Contents/Info.plistを以下のように変更した。

--- Info.plist.orig     2011-09-23 18:54:42.000000000 +0900
+++ Info.plist  2011-09-23 19:15:26.000000000 +0900
@@ -41,6 +41,23 @@
                        <key>idVendor</key>
                        <integer>1659</integer>
                </dict>
+               <key>04BB_0A0E</key>
+               <dict>
+                       <key>CFBundleIdentifier</key>
+                       <string>com.prolific.driver.PL2303</string>
+                       <key>IOClass</key>
+                       <string>com_prolific_driver_PL2303</string>
+                       <key>IOProviderClass</key>
+                       <string>IOUSBInterface</string>
+                       <key>bConfigurationValue</key>
+                       <integer>1</integer>
+                       <key>bInterfaceNumber</key>
+                       <integer>0</integer>
+                       <key>idProduct</key>
+                       <integer>2574</integer>
+                       <key>idVendor</key>
+                       <integer>1211</integer>
+               </dict>
        </dict>
        <key>OSBundleLibraries</key>
        <dict>

あとは、先人の知恵に従い、
touch /System/Library/Extensions
して再起動。

改めてUSB-RSAQ5を挿すと、ちゃんと/dev/cu.usbserialと/dev/tty.usbserialができた。試しにjermを使ってNetScalerのコンソールにつないでみたところ、問題なく使用することができた。

6 件のコメント:

  1. ありがとうございました!
    このサイトを参考にして、無事認識させることができました。

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  2. お役に立てたようでなによりです。

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  3. jermを抜けないでUSBを引っこ抜いたらOSごと死にました。ご注意を

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  4. 遅ればせながら、MacBook Air / OS X 10.8.2 で試してみました。確かにOSごと落ちますね。情報ありがとうございます。

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    1. こちらの情報を参考に試させていただきました。
      minicomを使用して正常動作を確認できましたが、USB抜くとOSが落ちました。
      私もMacBook Air / OS X 10.8.2 です。
      この問題の原因はProlificのドライバとOS X相性問題でしょうか。
      簡単には解決しないのでしょうね…

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    2. Prolificがドライバを新しくしてくれないとダメでしょうね。気をつけて使うしかなさそうです。

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