2013年2月28日木曜日

MuninでYAMAHA RTXを見る

Munin 2.0でYAMAHA RTX810/RTX1200を見るようにしてみたので雑感など。
  • SNMP v2cを使っても64bitカウンターのifHCInOctets/ifHCOutOctetsはない。32bitのみ。
  • タグVLANを使うと、LAN3にはLAN3/1などのインターフェースに流れないタグなしのパケットの分だけカウントされているみたい。なので、物理インターフェースに流れる全量を見たければ、LAN3とLAN3/*を合計する必要がある。
  • LAN1は8ポートスイッチだが、ポート毎のトラフィックはわからない。GbEが8ポートあるのにifSpeed=1000000000っていうのはそれでいいんだろうか。どうもポート1のリンクスピードを返しているっぽい。
  • 下流のSWX2200のポートは
    snmp yrifswitchdisplayatmib2 on
    しておけばポート毎にちゃんとトラフィックがわかる。YAMAHAプライベートMIBには出ない。
  • タグVLANのインターフェースのLAN3/1などでifSpeedとして64000が返ってくる。どうも、速度が決定できない場合は64000をデフォルトにしているみたい。Muninのsnmp__if_プラグインはifSpeedをそのままオクテットとしてmaxに設定しているため、512kbpsを超えるとデータが記録されない。
  • LAN1をLAN分割した場合も、VLAN1はLAN1(のポート1)の速度が返るが、VLAN2は64000になるようだ。
  • ppは設定によってSNMPで返ってくるデータが違う感じ。RTX810のLAN2でPPPoEしているpp2はifSpeedは100000000でifInOctets/ifOutOctetsにデータが入っているが、PPTPトンネルのpp4はifSpeed=64000でifInOctets/ifOutOctetsは0のまま。そもそも
    [RTX810]> show status pp 4
    PP[04]:
    Current PPTP session status is Connected.
    Peer Hostname: XXXXXX
    30 days 19 hours 6 minutes 24 seconds  connection.
    Received: 9724505 packets [9166175581 octets]
    Transmitted: 5205485 packets [264816606 octets]
    PPP Cofigure Options
        LCP Local: CHAP Magic-Number MRU, Remote: Magic-Number MRU
        IPCP Local: IP-Address, Remote: IP-Address
        PP IP Address Local: 192.168.XXX.XXX, Remote: 192.168.XXX.XXX
        CCP: Mppe-128bit
    Received Userid: XXXXXXXX
    [RTX810]> 
    と言っているのにifAdminStatus=up/ifAdminOperStatus=downになってしまっている。ちなみに、YAMAHAプライベートMIBでも
    snmp yrifppdisplayatmib2 on
    したMIB2でも同様。
  • tunnelはYAMAHAプライベートMIBには転送量情報がない。
    snmp yriftunneldisplayatmib2 on
    すればMIB2の範囲に出てくるが、ifInOctets/ifOutOctetsは0。
  • Muninのsnmp__if_err_プラグインはifInErrors+ifInDiscards+ifInUnknownProtosをカウントしてるが、RTXが対向Ciscoから流れてくるCDPとかのパケットを(たぶん)ifInUnknownProtosとしてカウントするので、エラーがどんどん上がるように見える。
  • CPUやメモリーの利用量はYAMAHAプライベートMIBを見ないとわからないらしい。